従来の美容室が倒産する中、格安美容室が急増 ― ポエティック麗子の視点

美容室の店内

物価高の影響? 過去最高のペースで美容室が倒産し始めている

2ヶ月に1回の頻度で予約していたけれど

2ヶ月に一度、美容室に行くのは、私にとって自分をリセットする大切な時間です。忙しい日々の中で、決まったお店に予約を入れ、特別なひとときを過ごすのはルーティンの一つになっています。

ただ、土日の予定が立て込むと、その予約を調整するのが少し面倒に感じることもあります。それでも、美容室での時間は自分を見つめ直す機会だし、このリズムをきちんと保たなきゃってと思っていました。

そんな中、今、美容業界では格安の美容室が大人気らしいです。690円カットや格安カラーを提供する低価格の美容室が急速に増えて、消費者の間で支持を集めているって知っていましたか?(私のアンテナが低いだけ?)

ただその一方で、従来の美容室が厳しい経営状況に直面し、全国的に倒産が急増しているという話も耳にします。私のお気に入りのサロンも、この変化の波に飲み込まれなきゃいいな、なんて思ったりもします。

今日はそんな美容室の話をしたいと思います。

690円カットが大人気の「ヘアサロンIWASAKI

今、格安美容室で勢力を誇っているのは、「ヘアサロンIWASAKI」というチェーンです。創業40年、自由が丘発祥の美容室で、今や全国に1,000店舗以上を構えているんだとか。

最初はカットが通常980円というのに驚いたけど、なんと平日午前中のタイムサービスでは690円! このタイムサービスは、順番待ちができるほどの人気らしいです。

成功の理由は、カットに特化して効率的にサービスを提供しているからです。一般的な美容室ではカウンセリングやシャンプー、ドライまでを含めて約1時間かかるのが通常ですが、ヘアサロンIWASAKIではカットのみに絞り、会計まで20分以内で完了する効率的な運営を実現しているそうです。

また、この美容室は、新人美容師でも早期に即戦力として活躍できるよう、時間を短縮する技術を動画マニュアル化しています。

これにより、育成コストを抑えつつ、高品質なカットサービスを実現しています。さらに、昨今の物価高に対しても、使い捨てのネックペーパーを導入し、タオルの洗濯費用を削減するなど、徹底したコストカットを実施しています。

「チョキペタ」の戦略とオートシャンプーの話題性

もう一つ注目される格安美容室チェーンが、「チョキペタ」です。

このサロンはカットとカラーに特化しており、カット1430円、カラー2640円というリーズナブルな料金設定で、多くの女性客を引き寄せています。

特に、40代以上の女性をメインターゲットにしていて、スーパーや商業施設内に隣接した立地を活かして、買い物ついでに立ち寄れる手軽さが支持されています。確かに、これなら予約する面倒もありませんよね。

「チョキペタ」のもう一つの大きな特徴は、「オートシャンプー」です。これは機械が髪を洗ってくれるという画期的なシステム。美容師が他の施術に集中できるため、店舗の回転率がアップするみたいです。

さらに、「チョキペタ」ではセルフブローやセルフレジの導入も進めており、これにより、コスト削減と時間短縮を図っています。こうした工夫により、低価格ながらも質の高いサービスを提供できる体制が整っています。

顧客満足度調査では、接客や仕上がりに対して9割以上が満足しているという結果が出ていて、その人気の高さがうかがえます。幅広い年齢層の顧客から支持を得ている「チョキペタ」は、今後ますます拡大していくのではないでしょうか。

人件費やシャンプーなどのコスト増に苦しむ従来の美容室

こうした格安美容室が店舗を拡大する半面、業界全体では美容室の倒産が急増しています。

帝国データバンクによると、2024年1月から8月までの間に139件の倒産が発生しており、前年の同時期と比較して約1.5倍という厳しい状況のよう。

倒産が増加している背景には、新規店舗の乱立による競争の激化や、円安や原材料費の高騰によるコスト増加があります。特に、シャンプーや美容資材の価格が上昇していることや、スタイリストの確保が困難になっていることが、経営を圧迫してい?ろうでふ。

多くの美容室がコスト増に対応するために値上げを行っていますが、顧客の節約志向が強まる中、値上げが難航し、利益が上がらないケースが増えています。

日本政策金融公庫の調査によると、施術費用を引き上げても利益が「不変・減少」となったケースが8割を占めていて、不安定な経営が続いていることが明らかになっています。

さらに、女性のヘアスタイルの流行がショートカット系にシフトしていることも影響しています。これにより、カットの需要は好調ですが、パーマなどの高単価メニューが敬遠される傾向にあり、売り上げに影響を及ぼしているのです。

こうした状況の中、顧客離れを懸念して値上げを見送る店舗も多く、相次ぐコスト増に耐えきれずに市場から退場する美容室がさらに増えるかもしれません。

既存のビジネスモデルから脱却できるかが、生き残りの鍵

格安美容室の増加は、消費者にとって手軽さとコストパフォーマンスを提供する一方、従来型の美容室には大きな試練をもたらしています。

業界全体が変革を迫られる中で、店舗間の競争はますます激化しており、サービスの差別化や効率化が今後の生き残りをかけた鍵となります。

「チョキペタ」や「ヘアサロンIWASAKI」のような成功事例は、タイパ、コスパが叫ばれる時代、短時間で高効率な施術を提供することの重要性を示しています。

また、消費者のニーズに合わせた柔軟なサービス展開が求められています。既存のビジネスモデルに固執し、そこから脱却できない美容室はますます苦しい立場に追いやられるでしょう。

従来の美容室がこの変化にどう対応していくのか、今後の動向に注目しましょう。

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